続編はいつまで?

本日午後9時テレビ朝日放送の刑事ドラマ「相棒」、もともと質の高さでは定評がある番組だが今シリーズ(seazon5)は視聴率も好調のようである。これだけ好評の番組をテレビ局が簡単に手放すとは思われず次シリーズはほぼ確定ではないかと思われるが、いつまで続け(られ)るのかとなるとかなり心配になる。
同放送枠には過去にいくつかのシリーズ物があったのでそれらと比較してみた。

  1. はくれ刑事純情派 1988〜2005年、全17シリーズのおばけ番組、人情話が売り物でありお約束事の大事なことは「水戸黄門」と似ているかもしれない。似たような話を繰り返してもさして問題にならないというテレビ局にとってはとてもおいしい番組であったと思われる。さすがに私は最後の数年間は見る気がうせてしまったが、いまだに惜しむ声があるらしい。
  2. さすらい刑事旅情編 1988〜1995年、全7シリーズ 鉄道警察隊が扱う人情話が中心であり、鉄道マニアや旅行好きも巻き込んで好評を得ていたようだ。
  3. はみだし刑事情熱系 1996〜2004年、全8シリーズ アクションや人情話も面白いのだが、主人公の刑事と上司の元妻そして二人の娘間のほとんどありえない状況設定から生まれるエピソードが切り札。娘との緊張関係が薄れるに従ってパワーを失っていったようだ。

一方「相棒」はというと売りはやはり推理ということになるかと思う。上記シリーズと違って推理というのはお約束事とか使いまわしとかいうことが難しい。よくここまで緊張感を維持してこられたものだと感心するが、これ以上生きのよさを保てるかとなると首をかしげざるをえない。何か売りとなる状況設定が新たに必要かもしれない。