8.2.0401 KJ氏の確認待ち

pgsql-odbcのバグレポート Rollback transaction doesn't work(KJ氏報告)への対応だが、TRANSACT-SQLを使用すると分散トランザクションの処理中にAUTOCOMMITモードを自動コミットに設定する要求がなされることが原因と判明した。

分散トランザクションの処理が開始されると内部的に手動コミットに切り替えており、その状態で自動コミットへの切り替え要求が行われ思いがけない(ローカルな)COMMIT要求が発行されていたというもの。AUTOCOMMITモードの切り替えに対してCOMMITを発行するのはODBCのスペック通りではあるのだが、手動コミットへの切替えは内部的なものであり、外部的には自動コミットのままであるはずなのだ。そこでAUTOCOMMITモードの外部的/内部的な値を区別して管理するように変更を行った。更に念のため、分散トランザクションの処理中はAUTOCOMMIT(外部的/内部的に関わらず)の切り替えに起因するローカルなCOMMIT発行を抑えるように変更した。
[その他]
・pgenlistモジュールがロードされない時がある。permissionの問題のようなので0755に変更(ってcygwinでだけど...)
・pgenlist(a)内でHKLM\SOFTWARE\Microsoft\MSDTC\XADLLへのpgxalib.dll(がない場合)の登録を行っているが、XADLLのキーそのものがない場合あり。
 ない場合はキーを登録するように変更。

※※ TRANSACT-SQLは分散トランザクションへのenlist要求を出す直前にAUTOCOMMITモードの確認を行う。この時に自動コミットになっていないと分散トランザクションの処理そのものを断念するようだ。

8.2.0400を緊急メジャーリリース

8.2.0300のパッケージングに不備があった(主にunix関連)ため緊急のメジャーリリースのし直しとなった。
しかしWindows版としても次の2つのバグフィクスを含めることが出来たので、それなりに意味はあったと思う。

  1. URGENT Numeric values disappear(pgsql-odbcのバグレポート)
  2. left joinのNULLでE_FAIL?(いのっち父の雑談部屋へのレポート)

特に1.は私のどちょんぼによるものであり正直ほっとしている。バグ自身はNumericとは直接には無関係、SQLSetDescFieldの実装でバッファのバインド要求に対し、バインドした後すぐバインドを解除する目もあてられぬ行い、コピペした際にフラグのオンオフを反対にしてしまったというお粗末極まりない原因でした。

 続編はいつまで?

本日午後9時テレビ朝日放送の刑事ドラマ「相棒」、もともと質の高さでは定評がある番組だが今シリーズ(seazon5)は視聴率も好調のようである。これだけ好評の番組をテレビ局が簡単に手放すとは思われず次シリーズはほぼ確定ではないかと思われるが、いつまで続け(られ)るのかとなるとかなり心配になる。
同放送枠には過去にいくつかのシリーズ物があったのでそれらと比較してみた。

  1. はくれ刑事純情派 1988〜2005年、全17シリーズのおばけ番組、人情話が売り物でありお約束事の大事なことは「水戸黄門」と似ているかもしれない。似たような話を繰り返してもさして問題にならないというテレビ局にとってはとてもおいしい番組であったと思われる。さすがに私は最後の数年間は見る気がうせてしまったが、いまだに惜しむ声があるらしい。
  2. さすらい刑事旅情編 1988〜1995年、全7シリーズ 鉄道警察隊が扱う人情話が中心であり、鉄道マニアや旅行好きも巻き込んで好評を得ていたようだ。
  3. はみだし刑事情熱系 1996〜2004年、全8シリーズ アクションや人情話も面白いのだが、主人公の刑事と上司の元妻そして二人の娘間のほとんどありえない状況設定から生まれるエピソードが切り札。娘との緊張関係が薄れるに従ってパワーを失っていったようだ。

一方「相棒」はというと売りはやはり推理ということになるかと思う。上記シリーズと違って推理というのはお約束事とか使いまわしとかいうことが難しい。よくここまで緊張感を維持してこられたものだと感心するが、これ以上生きのよさを保てるかとなると首をかしげざるをえない。何か売りとなる状況設定が新たに必要かもしれない。

 またまた失言?

朝のニュースを見ていたら、柳沢大臣またまた失言があったらしい。内容を見るとまたしても言葉尻をとらえての揚げ足取りの類の話。めざましテレビでも批判していたが、さすがにアルアルの局だけあると思った。マスコミにはホントもう少し健全性を望みたいものだ。野党も易きに流れるのをいい加減にしないと国民から見放されるよ。

 女性は産む機械

なんて本当に言っていたのかな? という意見がポツポツ(くらいじゃないかも?)と出てきている。全くたとえ話もうっかり出来やしない。こんなんで責められるんなら私には政治家になんかとても無理だな。

 今年の大河は?

今年の大河ドラマ風林火山」、久し振りに大河らしい大河ドラマという評判のようである。最近の大河ドラマが現代的解釈とやらでホームドラマ化してしまったのにうんざりのファンとしては待ってましたという所なのだろう。脚本の大森氏曰く(風林火山NHK出版ガイドブックより)
 「たとえば残虐な行為に対しても、「実は内面では葛藤もあったし優しい面もあったのだ」といったドラマ上のフォローをあえてしない。」
ということらしいので大いに期待したいものだが、果たして最後まで通せるものかどうか?こういった不自然なフォロー、最近目に余るとは言え、昔からそれなりにあったものである。脚本家自身が現代的解釈を好む場合があるのは勿論だし、NHKとして教育的配慮から「悪人」礼賛を避けたいということなどもあるのだが、実は多くの視聴者が暗にそれを望んでいるというのも大きいのだと思う。お茶の間のファンは楽しく気兼ねなく主人公に肩入れしたいものですからね。主人公が「悪人」だとどうしても視聴率が下がりがちになるものだが、それを跳ね返すパワーを今年の「風林火山」には望みたいものだ。