ディープは勝てるか?

いよいよ凱旋門賞(10月1日仏ロンシャン競馬場)が近づいて来た。まだ2週間近くあるというのに既にかなりの人がハイテンション、私も例外ではない。実際の所勝つのは大変だと思うが、何とかがんばってほしいものだ。
一番の大敵はやはりロンシャンの馬場であろう。ここの深い芝に足をとられて幾多の名馬が(日本の過去の出走馬もほとんど)惨敗している。ディープもスクーリングで一度走っているもののこなせるかどうか本当の所は走ってみなければわからないだろう。又、雨が降るとすぐに悪化してしまい、日本ではお目にかかれないようなひどい馬場状態になってしまうのが更に不安に輪をかける。もう一つ、最後の直線が内有利な(当日は仮柵がはずされグリーンベルトになる)のもかなり不利な要因である。ディープは内に包まれるのを避けるために外を回すことになりそうだからである。
何にせよ、過去84回の凱旋門賞で、ヨーロッパ以外を調教国としている馬の優勝は、ただの1度もない。これぞアウェイの厳しさというものであろう。だからこそ勝てたら本当に凄い。(芝の)世界一と言ってもそれほど文句は出ないだろう。心配した所でディープの成績が変わるわけでもない。とりあえず行け行けで盛り上がっていこう。